オランダ・アムステルダムにあるスキポール空港のメイン通り(Holland Boulevard)にユニークなデザインのガラス壁が設置されています。この装飾には、アムステルダム国立美術館の改装工事から回収されたガラスパネル10,000枚が使われています。通常なら廃棄されてしまうガラスを空港の装飾として活用(再利用)するという画期的なアイデアでした。このガラス壁を製造するにあたり、通常はガラスパーテーションの突き合わせ部分に使用される tesa® ACXplus(アクリルフォーム基材両面粘着テープ)が採用されました。短冊形にカットしたガラスを何層にも積み重ね、1枚1枚を粘着テープで貼り合わせています。ガラス断面を大きな壁面の一部として使用することで、角度によって見え方の異なる美しい輝きを演出します。
貼り合わせたガラスの端面(断面)を並べたこのデザインは、スキポール空港の印象的なアイキャッチとして今も現地の人々から愛されています。私たち粘着テープのメーカーにとっても新しい用途でしたが、建材としての可能性を世界に示すよい実例となりました。次世代を担う若いインテリアデザイナーによる斬新な発想と、新しいテクノロジーが一体となったことで 2,200平米もの巨大なガラス建造物をつくる このプロジェクトが実現しました。Glasolutions社による卓越したガラス加工技術とHermans Groep社による精密な施工技術がなければ、実現は困難をだったでしょう。