
自動車用ガラス向け
粘着テープ
テサでは、多様な自動車用ガラスの組立工程に対応するよう開発した粘着テープ製品をご提供しています。
粘着テープは接着剤や機械的な固定方法と比べて軽量で扱いやすく、生産性の向上や車両の軽量化、燃費・排出ガスの削減にも貢献します。
自動車用ガラス分野における豊富な知見をもとに、先進機能を備えた最新のガラス構造にも対応可能な、専用の粘着テープ製品を展開しています。

スマートガラス対応のOCA(光学透明粘着剤)
テサのOCA(光学透明粘着剤)は、調光ガラス、発光ガラス、内蔵ディスプレイ、ホログラフィックHUDなどの機能性ガラス(スマートガラス)構造に対応しています。視認性や表示性能を損なうことなく、信頼性の高い貼り合わせを実現します。低ヘイズ、優れた黄変防止性能に加え、紫外線や高温多湿環境でも光学特性を維持する耐候性を備えており、スマートガラスのような高機能材料に求められる透明性と長期安定性を両立します。
ガラス部品のシーリング
アクリルフォーム基材を使用したtesa® ACXplusシリーズは、自動車のウィンドウやサンルーフにおけるシーリング工程に適した粘着テープです。柔軟性に優れ、温度変化や湿度、紫外線に強いため、プライマー処理が必要なガラスやセラミック基材へのシール貼り付けにも対応します。
–40℃の寒冷環境下でも接着性を維持し、長期間にわたり安定した固定と気密性の確保が可能な両面粘着テープです。
位置決めピン(ロケータピン)の固定
粘着テープを用いて位置決めピン(ロケータピン)を固定することで、自動車のフロントガラスを組立工程で正確な位置に保持できます。この方法により機械的な固定具が不要となり、取り付け時間の短縮や部品へのダメージ低減にもつながります。粘着テープでピンを確実に固定できるため、製造工程の精度向上と作業効率の改善に貢献します。また、車両の耐用年数にわたってピンが外れることを防ぐことで、異音の発生リスクも抑えることが可能です。
センサーブラケットの固定
センサーブラケットの取り付けには、従来仮固定用に接着剤が使われることが一般的でしたが、作業が煩雑で、養生時間を確保する必要があるなど、組立工程における効率面で課題がありました。アクリルフォームテープを使用することで、作業性や貼り付け精度が向上し、短時間で安定した接着が得られるため、工程の効率化に貢献します。また、プライマー処理された自動車用ガラスにも安定した接着性能を発揮し、センサーブラケットの固定に対応可能です。
自動車用ガラスの表面保護
組立から加工・輸送までの各工程において、ガラス面の傷やダメージを防ぐには、表面保護テープの使用が有効です。テサの表面保護テープは、糊残りなく剥がせる一時的な保護用と、長期間の保護に適した恒久的なタイプをラインアップしており、保護目的に応じた選定が可能です。
自動車用ガラスの接着用途に応じた製品を一覧でご覧ください
基材の種類や希望の厚みなどの条件を指定して、製品を絞り込むことができます。検索ツールを活用し、ニーズに合った粘着テープをスムーズに見つけていただけます。
業務用製品検索ツール

自動車用ガラスの接着課題に、テサの技術と経験を
テサでは、多様な自動車用ガラスの組立工程に対応するよう開発した粘着テープ製品をご提供しています。自動車業界との長年の協働で培った知見をもとに、高い信頼性と安定した接着性能を実現する製品を展開しています。
自動車用ガラス向け粘着テープに関するご質問がありましたら、お気軽にご相談ください。当社の技術担当者が、最適な製品選定をお手伝いします。