
テープディスペンサー
テサのテープディスペンサーは、パッケージング、マウンティング、シーリングといった多様な作業シーンにおいて、生産性と精度の向上を支える重要なツールです。テープの貼り付けから切断までを一貫してスムーズに行うことができ、さまざまな現場で高い評価を得ています。
テープディスペンサーの種類と特徴

Marcus Meyer Photography
テープディスペンサーとは、粘着テープの貼付やカットを容易にする専用ツールで、当社のディスペンサーは鋭利なスパイクやナイフ状の刃を備え、作業スピードと安全性を両立しています。移動が多い倉庫などでは、片手で操作できるハンドヘルド型テープディスペンサー(ディスペンサーガン)が便利です。これにより、テープロールを手に持ったまま作業する必要がなく、箱や梱包資材への迅速なテープ貼付が可能になります。

一方、生産ラインでの使用を想定した自動テープディスペンサーは、あらかじめ設定された長さでテープを自動的に供給・カットする仕組みを備えており、一定量の作業を繰り返す場面において大きな効果を発揮します。センサーを活用した制御により、常に一定の長さで正確にテープを供給できるため、包装や組立てなど大量処理が求められる製造現場に最適です。
テープアプリケーターによる製造工程の自動化
テサは、テープディスペンサーだけでなく、製造ライン全体の自動化を支援するテープアプリケーターの開発にも取り組んでいます。たとえば、tesa® EfficienSealは、ラベルやパッチ貼付の工程を自動化するソリューションとして多くの導入実績があります。また、自動車業界におけるヘッドライナー組立など、各業界特有のニーズに応じた高度なアプリケーション開発を行い、よりスマートで効率的な工程を実現しています。

包装作業に最適なディスペンサー
粘着テープディスペンサーは、主に業務用として段ボールの封かんなどに使用されており、商業・物流業界では欠かせないアイテムです。使用するシーンやスペースに応じて、手持ちタイプのディスペンサーガンや自動ディスペンサーから選ぶことができます。包装用ディスペンサーは、テープをきれいに切るための鋭利なカッター刃を備えています。

取付用テープディスペンサー
多くのディスペンサーは両面テープにも対応しています。この場合、片面にライナー(剥離紙)が付いたロールを使用します。シングルテープと同様に貼り付けを行った後、人手またはロボットによってライナーを剥がすことで、テープがディスペンサーに付着せず、安定した作業が可能になります。
作業スタイルや設置環境によって最適なディスペンサーは異なります。移動しながらの作業には、手持ちタイプが便利です。作業台に設置して使用する半自動タイプや、自動で長さを調整しカットまで行う全自動タイプなど、さまざまなタイプをご用意しています。各種テープ幅・ロール径に対応したディスペンサーも取り揃えており、多様な製造現場で活用されています。

長尺テープ対応ディスペンサー
バレル長が長い業務用テープには、専用のコイル付きディスペンサーが効果的です。テープを複数のコイルに通す構造により、スムーズな繰り出しと効率的なカットが可能となります。コイルのサイズや構造は、製造ラインに合わせて調整可能です。これは自動車業界や段ボール製造業など、大規模な産業分野での作業時間短縮にも貢献します。
用途別に選べるテープディスペンサーソリューション
テサでは、手動・半自動・全自動の各タイプを取り揃え、多様な業界・工程での効率化を支援しています。
クリーンなカット、簡単な操作、ロールの交換性に優れており、業務の流れをスムーズにします。
たとえば、幅や色の異なるテープを同時にセットできるディスペンサーなど、用途に応じた柔軟な運用が可能です。
テサのテープディスペンサーは、以下のニーズに対応しています:
- 梱包・封かん・取り付け用途向け
- テープ幅・ロール長さに応じたサイズ展開
- 複数のテープロールを搭載可能な製品もご用意
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