2020年と同様に、2021年も新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、当社だけでなく社会全体に対して重大な課題をもたらしました。これは、過去2年間にわたる当社の社会に対するコミットメントと関与に影響を与えています。2020年、テサは世界的な危機の中で煩雑な手続きなく迅速に支援を提供するために、500万ユーロ相当の寄付パッケージをまとめました。2021年末までに、360万ユーロ以上を世界中の様々な社会プロジェクトや人道プロジェクトに提供しました。当社が特に重視した分野の一つは、教育関連のパートナーシップです。
これは、これまでの当社の社会に対するコミットメントと関与にふさわしい新たな取り組みです。テサは、若者たちが科学、技術、工学、数学(STEM)の各分野や重要な未来の技術にアクセスできるよう支援することに関心を持っています。そのため、2020年以降、当社のサステナビリティ・アジェンダでは、「次世代のイノベーターのために」という重点分野を設定しています。当社は2014年にドイツでこの分野のプロジェクトを開始し、2020年以降は中国でも同様のプロジェクトを進めています。しかし、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、2021年には若者向けのSTEMの取り組みを限られた範囲でしか継続できず、多くの分野ではまったく継続できませんでした。そのため、人道目的の他の教育プロジェクトに、より重点を置くことになりました。