人々_ビジネス_オフィス_ワークショップ_ブレーンストーミング_会議 (16)_大きい (1)

新しいキャリアの
スタートに125年
以上の知見を

テクノロジー

テサが5,400人の社員をAI人材へと体系的に育成してきた取り組み

テサでは、キャリアのスタート時から125年以上にわたる企業の知見に触れながら働くことができます。一方で、経験豊富なリーダーは、若い世代から新しい視点を得ています。こうした環境のもと、テサは「AIをイノベーションの加速装置として意図的に活用できる人材」によって、より早く、より的確に顧客志向のソリューションを生み出しています。

テサが重視しているのは、単なるツール導入ではなく、意識の転換です。入社初日から、すべての社員がAIを活用する主体となる。この考え方のもと、ツールにとどまらない包括的なAIエンパワーメント・プログラムを通じて、全社的なイノベーション文化を育んでいます。

AIエンパワーメント:使う人からつくる人へ

テサにおけるAIエンパワーメントは、「AIツールを使うこと」以上の意味を持ちます。社員自らが用途に合わせたAIソリューションを開発し、インテリジェントなエージェントを実装し、部門横断のエージェントネットワークを構築しています。

核となる考え方は、既存の専門性をAIで拡張することです。社員一人ひとりが、自身の専門分野で有効なAI活用を見極め、実装することで、組織全体として持続的な競争力が生まれます。AIは一律に導入されるのではなく、現場に合わせて最適化されています。

クリーンルームスーツを着た人物がデータやグラフィックを表示するタッチスクリーンに触れている様子が写っています。ハイテクラボにはテサフィルムも見えます。 (This text has been generated by AI)

本当の課題は「技術」ではなく「組織」

多くの企業が、AIのパイロット導入で一定の成果を得ています。有望なユースケースが生まれ、専門部門では関心が高まり、一部のチームではAI活用が日常業務に組み込まれています。次の問いは明確です。こうした成功を、どうすれば全社に広げられるのか。

私たちテサの経験から言えるのは、AI変革は部分最適では成立しない、ということです。重要なのは、「どのAIツールを使うか」ではなく、「AIが本来の力を発揮できる組織をどう設計するか」 という視点への転換です。

3つの柱で進める包括的なアプローチ

テサのAI戦略は、次の3つの柱を軸に進められています。

  • テクノロジー
  • データ
  • 人材

いずれか一つが欠けても、変革は成り立ちません。3つを並行して育てることが、持続的なAI活用の前提となります。

デジタル化、デジタルトランスフォーメーション、AIトランスフォーメーションとラベル付けされた三角形の図で、データ、技術、人材、そしてその周囲にtesaテープが描かれている。右側には主要な戦略と成果が一覧表示されている。 (This text has been generated by AI)

データ:インテリジェントな仕組みの基盤

AIの価値は、データの質に大きく左右されます。テサではデータの統合、集中管理、明確なガバナンスを柱とする包括的なデータ戦略を進めています。

製品開発の過程で蓄積されてきた膨大な試験データは、長年にわたり複数のシステムに分散していました。これらをデータレイクとして体系的に整理することで、技術的な顧客問い合わせにも、より迅速かつ正確に対応できるようになっています。

データガバナンスは一度きりの施策ではありません。明確な責任分担、基準、管理プロセスを伴う継続的な取り組みです。これにより、拡張可能なAI活用を支える「信頼できる単一の情報基盤」が構築されています。

人材:戦略としての体系的な育成

どれほど優れた技術やデータ基盤があっても、それを使いこなす人がいなければ意味がありません。そのため、テサではAI人材育成を重要な投資と位置づけています。

この取り組みは多層的です。AI変革の目的や影響を明確に共有し、「AIは何に使われるのか」「既存の役割はどう変わるのか」「どのようなスキルが求められるのか」といった問いについて、オープンな対話を促しています。

加えて、体系的な教育プログラムも整備しています。テサAIアカデミーでは役割別のトレーニングを提供し、開始初週だけで1,000人以上が受講しました。世界各地に配置された90名以上のAIアンバサダーが、各チームでの相談窓口・推進役を担っています。この分散型の体制により、最も支援が必要な「現場」でのサポートが可能になります。

2025年2月に開催されたグローバルAIデーは、社員が実際にAIを体験し、試す機会となりました。こうした取り組みは、知識だけでなく、前向きな姿勢や挑戦意欲を育てています。

tesa の初めてのグローバル AI デーでは、従業員が革新的な AI アプリケーションを発表し、デジタル戦略についてアイデアを交換します。

社内調査では、70%以上の社員がテサのAI対応力を「高い」または「非常に高い」と評価しています。さらに重要なのは、社員が自発的にユースケースを開発・実装する動きが広がっていることです。これは、文化的な変化が定着しつつあることを示しています。

数値で見える成果と、文化の変化

成果は具体的な数字にも表れています。生産データの分析スピードは30%向上し、営業ダッシュボードによる業務効率は25%改善。見積比較などでも大幅な時間削減が実現しています。多くのAI活用事例で、すでに投資対効果が明確になっています。

同時に、組織文化も変化しています。「AIを使うべきか」ではなく、「どう使えば最適か」を議論する段階へと移行しました。定型業務は自動化され、付加価値の高い、創造的な仕事に時間を使えるようになっています。

この取り組みは、2025年5月に DPOK Award(AI戦略・導入部門) を受賞しました。全社員を対象とした一貫したAIエンパワーメントと、包括的なアプローチが高く評価されました。

展望:成功の鍵は「組織」

もはや「AIを使うかどうか」が問われる時代ではありません。重要なのは、AIをどう組織に組み込み、価値を生み出し、持続的に拡張していくかです。

私たちの経験が示しているのは、成功を左右するのは技術そのものではなく、組織の進化力だということです。テクノロジー、データ、人材を同時に育てる統合的なアプローチが、長期的な成功の土台となります。

この変革は容易ではありません。戦略的な忍耐、継続的な投資、既存の前提を問い直す姿勢が求められます。しかし、その先には、効率向上だけでなく、未来に対応できるイノベーション文化があります。

テサでは、若い世代の社員が125年以上にわたる知見を活かしながら、接着技術の未来を形づくっています。

Engineering & Process Development

AIを活用したイノベーション文化の一員になりませんか?

Do you want to join tesa?

テサでは、粘着技術と人工知能が交わる領域で、新しい価値創造に挑戦できる環境があります。
現在募集中のポジションについて、ぜひご覧ください。