ボトルからこぼれた水がスマートフォンの上にかかっています

防水性スマートフォンの人気上昇

アクリルフォーム材を使った密封テープのtesa 756XXシリーズを用いれば、スマートフォンに防水機能が加わります。

2017/09/11

防水性スマートフォンの設計

圧倒的に多くの消費者にとって、スマートフォンは他に比べようがないほどのネットへの接続性や利便性をもたらしてくれる不可欠な存在です。 それだけ重要性が高いということは、もしもあなたのスマートフォンが不意に水濡れしてしまった場合、耐水性がどれほど重要な機能であるかを実感することでしょう。 世界全体でみると、毎日90万台近くのスマートフォンが液体によって損傷を受け、その総額は967億ドルにも上ります(出典: IDC)。

ごく最近まで、消費者向けの電子機器は、デバイスをより速く、より賢く、そしてより軽くすることを追い求めてきました。しかし、近年では、全天候対応の防水機能が、さまざまな電子機器を製造するのグローバル企業から新たに注目されるようになりました。ブランド製品メーカーの多くが一斉に、時代に取り残されないように、この機能を製品に追加するようになってきました。 実際に、最新のユーガブ(YouGov)のアンケート調査では、米国のスマートフォン市場で最も欲しがられている性能について調べました。そのなかで耐水性は3位に入り、高性能カメラやハンズフリーテクノロジーよりも上位にランクインしています。

アクリルフォームテープ tesa 756XXシリーズ―実証済み表示画面取り付け向け防水ソリューション

ポータブルデバイスを耐水性にするための最も信頼できる方法は、tesa 756XXシリーズのようにアクリルフォーム基材を使った両面テープを使用することです。 この取り付けソリューションは使用方法が簡単で、スマートフォンのディスプレイと本体を貼りつけて固定します。また、カメラモジュールやマニュアルボタンなどの小さな部品の固定にも使用でき、スマートフォン全体を水の侵入から守ってくれます。

当社の最新の部品固定用テープである756XXシリーズは、信頼できる密封性・耐水性を実現するとともに、タッチパネルやスクリーンの取り付けなどにも多くの利点をもたらし、例えば、超薄型のダイカットデザインであっても、熱衝撃や機械的な衝撃に対する耐性も達成可能になります。

耐水性ポータブル電子機器端末の人気上昇
耐水性ポータブル電子機器端末の人気上昇

大変厳しい現実世界の条件を再現するための厳格な社内試験規格

次世代型の携帯用およびウェアラブルのデジタル機器を長持ちさせるために、耐水性の基準が大きな意味を持つようになって以来、業界全体がIPX8の耐水性基準を標準規格として使うようになりました。この基準は、製造者によって想定された条件のもとでデバイスの浸水耐性を証明するものです。 IPX8によって定められた基準に則った防水設計のためのシーリングテープの規格を満たした耐水性があるかどうかを試験しています。

テサでは、自社の製品をIPX8の基準に合わせてテストするだけにとどまらず、さらに最先端の耐衝撃性と防水性を組み合わせたテストを行っています。 当社では、製品の水密性を試す際に、凹凸のある部分や、実生活のなかでかかるさままざまなストレスへの耐性も調べています。その中には衝撃落下、そして極端な温度変化への耐性テストも含まれています。 当社の実験室では、さまざまな衝撃および防水テストをクリアしていかなければなりません。 第一歩として、tesa® 756xxの材料テストでは、-40℃から85℃の温度サイクルにさらされます。 その後、デュポン(DuPont)社の衝撃試験にかけられます。 最終的に、IPX8テストに従って供試体を水没させます。

防水の未来はここに

雨に濡れたり、プールの中に落としたり、グラスに入ったワインをこぼしたりしても、無事に使えるスマートフォンは、もはやごく一部のユーザーをターゲットにした製品ではありません。 消費者の防水機能への需要は高まり続けており、ますます多くの電子機器製造業者が、最先端の材料や防水技術をユーザーエクスペリエンスに追加しています。 彼らのロジックは明確です。 生活上のちょっとした事故をサバイブできるスマートフォンは、企業のブランド価値だけではなく、企業利益に適ったものだということなのです。 テサの最先端の粘着テープを使った防水ソリューションに関する詳細情報については、下記の連絡フォームからお問い合わせください。

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