テサのコアコンピタンスの一つは、常に最先端の粘着テープソリューションを開発し、付加価値を高め、お客様の生産工程のさらなる効率化に貢献することです。しっかり接着し必要なときだけ剥がせる製品を通じ、テサは接着技術の新時代を切り開いています。半永久的に安定した粘着力を発揮しつつ、必要なときに糊残りなく剥がすことができます。これにより、近年増加するサステナビリティに配慮した製品設計の分野において新しい可能性が生まれると考えています。

私たちの取り組み:排出ガスを削減します
サステナビリティ
必要なときだけ剥がせる接着技術でお客様のサステナビリティ活動に貢献します
テサのコアコンピタンスの一つは、常に最先端の粘着テープソリューションを開発し、付加価値を高め、お客様の生産工程のさらなる効率化に貢献することです。しっかり接着し必要なときだけ剥がせる製品を通じ、テサは接着技術の新時代を切り開いています。半永久的に安定した粘着力を発揮しつつ、必要なときに糊残りなく剥がすことができます。これにより、近年増加するサステナビリティに配慮した製品設計の分野において新しい可能性が生まれると考えています。
私たちテサはトレンドを予測し、新しい基準を設定することにより、すべてのお客様が成功に向けてまさに必要としているソリューションを提供しています。たとえば、テサのボンド&ディタッチです。この革新的な粘着テープはストレッチリリースと呼ばれる特殊な仕組みを採用しています。テープ部分を伸ばす(ストレッチ)と粘着剤のべたつきがなくなり被着体を剥がす(リリース)ことができる仕組みです。この技術は自動車業界でも利用されています。剥離がより難しい(非可逆的)液体接着剤とは異なり、粘着テープは剥がしやすさが強みです。位置ずれが生じた場合でも剥がしてもう一度貼るだけでよく、部品をすべて廃棄する必要もありません。ものづくりの現場では、品質検査のために完成品を分解することもあります。生産時にやり直しが利き、検査した部品も再度貼り合わせることができるため、コンポーネント全体ではなく部品のみを交換することができます。また、出荷後に修理することも可能になります。貴重な資源を有効活用でき、コスト削減にも繋げることができます。
自動車業界の例:バッテリーは電気自動車における最大のコスト要因です。バッテリーの技術は急速に発展していますが、生産工程では廃棄率が高い傾向があります。廃棄は多大なコストが発生し、資源の無駄にもなります。さらに新しいEU規制により、2023年半ばからバッテリーのリサイクル性に関する持続可能性目標が設定されています。テサのボンド&ディタッチは、これらすべての課題を同時に解決します。革新的なストレッチリリースの仕組みは、生産時のミスも安全にやり直しできる余地があるため、廃棄物を最小限に抑えることができます。さらにこの技術は、しっかりと接着した個々のコンポーネントを分解してリサイクルできるようになるため、電気自動車のバッテリーなどの複雑なアセンブリにおいてもリサイクル性の向上に大きく貢献します。
テサのボンド&ディタッチは、糊残りなく剥がせる信頼性の高い製品であり技術です。「剥がせる粘着テープを売り込むということは、困難に思えるかもしれません」と、自動車部門のグローバルプロダクトマネージャーであるジャン・オレ・ポールスは言います。「しかし、剥がれるのではなく剥がせるテープです。必要なときだけ剥がせるという利点は明らかであり、ますます需要が高まっています」。妥協のない高い基準でコンポーネントを接着すると同時に、必要なものだけを貼り直しできるようにするという基本的なコンセプトは、様々なメーカー様にとって一石二鳥なはずです。なぜなら、生産時の資源の節約と、製品やコンポーネントを修理できる余地を残すことは重要な利点になるからです。テサのボンド&ディタッチのようなソリューションにより、業界はコスト削減とサステナビリティの両方の側面で大幅な前進を遂げることができます。
高水準のサステナビリティを達成することは、当社と同様に、多くのお客様にとっても重要な目標です。当社はお客様とともにこの道を進み、革新的な接着ソリューションによってお客様をサポートしています。それ自体の持続可能性が高いだけでなく、お客様の環境への貢献を助ける製品もあります。たとえばテサのボンド&ディタッチを使えば、スマートフォンの部品を糊残りなく簡単に剥がせ、リサイクルが可能になります。目標は、将来的にこうした貢献をより目に見えるものにすることです。