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CEO Dr. Norman Goldberg and CTO Dr. Ingrid Sebald about the relevance of sustainability at tesa

公式サステナビリティ・レポート

サステナビリティ

国際企業、革新的な接着ソリューションのメーカー、ビジネスパートナー、そして雇用主であるテサにとって、サステナブルな未来の創造は最も重要な課題です。

テサは持てる限りの専門知識を駆使し、科学に基づくアプローチとイノベーションによってこれに取り組みます。

サステナビリティに関する取り組みの指針として、テサは国連グローバル・コンパクトや持続可能な開発目標などの国際的な枠組みに従います。また、独自の積極的な目標を設定し、今年は気候保護の取り組みに対してCDPの最高スコア「A」を付与されたことを嬉しく、誇りに思っています。

テサは、2030年までにカーボンニュートラルな生産(スコープ1および2)を達成し、バリューチェーンにおける間接排出量を2018年比で20%削減することを目指しています。世界6か所すべての工場では、最新の技術基準やサステナブルなインフラへの投資を行っています。2020年以降は、世界中のすべての拠点で再生可能エネルギー源による電力を購入しています。現在、テサのオッフェンブルク工場では太陽光発電設備を建設中です。これは2024年末までに稼働し、同拠点の電力需要の約25%を賄う予定です。中国、イタリア、ドイツ、米国でも、さらなる太陽光発電設備をすでに建設中または準備中です。これらすべての技術的対策に対して、今後数年間で3億ユーロを投資する予定です。

600名以上の科学者、技術者、製品開発者を含む多様性に富んだ5,200名の献身的な従業員は、世界中で活動し、革新的な製品とプロセスでこの目標に貢献しています。本レポートでは、お客様とともに推進しているこの変革への取り組みについて詳しく説明します。

たとえばスパルタ工場(米国)では、今年、粘着テープの生産を溶剤不使用の生産方法に完全に切り替えました。このほか多くの取り組みを取り入れた総合的なコンセプトは、同工場におけるCO₂排出量を38%削減します。生産を各地域に配置し、サプライチェーンを最適化する戦略の一環として、テサはベトナムのハイフォンにも工場を新設しました。 

Text graphic featuring tesa sustainability goals on the left. Centered text reads: we do with a stylized globe replacing the letter o. Listed goals include reduce emissions, source responsibly, rethink materials, push circularity, support customers. (This text has been generated by AI)

これにより東南アジアのお客様に速やかに対応できます。またハイフォンで生産される製品の50%は水系粘着剤を使用したテープです。スパルタとハイフォンは当社のサステナビリティ・アジェンダにおいて画期的な成果を収め、お客様の持続可能性向上に貢献しています。

テサは、サステナビリティを最適化する粘着テープソリューションの開発と改善にも取り組んでいます。毎年、年間売上高の6%を新製品・新技術の開発に投資し、昨年は持続可能性を改善した新製品を約40種類発売しました。

テサは、サステナビリティを最適化する粘着テープソリューションの開発と改善にも取り組んでいます。

ノーマン・ゴールドバーク博士

テサ最高経営責任者(CEO)

定番のtesa® 4965 Originalについては、tesa® 4965 Original Next Genの発売に先立ち、バイオマスバランスアプローチ、およびポストコンシューマーリサイクル(PCR)材料90%のPET基材により、CO₂排出量を40%削減しました。2030年には製品ラインアップ全体でバイオマス由来または再生原材料の割合を70%に引き上げたいと考えています。

テサは、125年以上も蓄積した専門知識に基づき、強力で長持ちする粘着テープの生産に努めています。このたび強力で、なおかつ必要に応じて簡単に剥がせる粘着テープを開発しました。

この有望な新技術は、製品の修理やリサイクルを簡素化することで市場に重要なトレンドを生み出し、循環型経済の重要な基盤を築きます。

またテサは、サステナビリティは責任ある調達から始まることを理解しています。サプライチェーンにおいて公正な労働条件、人権、および環境保護基準が守られるよう、認証を活用し、サプライチェーンの完全な透明化を目指して模範を示します。 

昨年、テサはEcoVadis社から「ゴールド」評価を付与され、当業界で評価された企業の中で上位2%に入りました。ビジネスパートナーにも社会、環境、経済への責任を果たすよう求めています。2020年以降、直接のサプライヤーに対し、EcoVadis社などのプラットフォームを通じて自己評価を実施するよう要請しています。原材料費の80%以上を、当社と同じ基準に明確に適合するサプライヤーに支払う必要があります。現在の割合は70%で、目標達成に向けて順調に進んでいます。

サステナビリティへの道は継続的なプロセスであり、テサは決意とコミットメントをもってこの道を歩みます。 

ノーマン・ゴールドバーク博士

テサ最高経営責任者(CEO)

私はテサの最高経営責任者(CEO)として、サステナビリティが当社の企業戦略の中核に深く組み込まれていることを誇りに思います。自社の責任は高品質の製品の生産にとどまりません。環境フットプリントを最小限に抑えるため、生産工程、手順、そして製品を絶えず改善していきます。サステナビリティへの道は継続的なプロセスであり、テサは決意とコミットメントをもってこの道を歩みます。また、絶えず変化する世界の中でサステナビリティの実現に向けた誓約を守り続けます。持続可能なビジネスは、将来に向けた有効で実行可能な戦略であるだけでなく、今後何世代もの人々に遺産を残すものだからです。