tesa SE、新CEOにクーロシュ・バハラミ博士が就任

tesa SE（本社：ドイツ・ノルデルシュテット）は、監査役会においてクーロシュ・バハラミ博士を新たなCEO（執行役会会長）に任命しました。バハラミ博士は2025年10月1日付で新CEOに就任し、自らの意思で退任するノーマン・ゴールドバーグ博士の後任となります。

バハラミ博士は、B2B（法人向け事業）およびB2C（消費者向け事業）の双方で30年以上にわたる国際的な経営・事業経験を有しています。直近では、ヘンケル社にてロックタイト（LOCTITE）の産業用接着剤事業を統括していました。博士は営業、マーケティング、サプライチェーンの分野に精通し、自動車産業、産業用メンテナンス・修理、インダストリー4.0関連分野など主要顧客市場についても深い理解を持っています。これまで欧州、米国、アジアで生活・勤務した経験を持ち、経営学のバックグラウンドを有しています。既婚で3人の子どもの父でもあります。

「バハラミ博士の卓越した接着分野の専門知識と戦略的手腕は、テサのさらなる成長を牽引する原動力となるでしょう」と、tesa SE監査役会会長のアランジャイ・ミタル氏は述べています。「優れたリーダーとして高い成果を上げ、意欲的なチームを築き、持続的な事業成長を実現してきた経歴を持つバハラミ博士は、ゴールドバーグ博士の後任として理想的な人材です。監査役会としても、博士のリーダーシップの下でテサが成功をさらに積み重ねていくことを大いに期待しています。」

バハラミ博士は次のように語っています。
「テサは長い歴史と卓越した技術力を誇り、粘着テープ分野における技術革新のリーダーとして高い評価を得ています。私は新しい執行役会メンバーや全世界のテサチーム、そしてパートナーの皆さまと共に、この強固な基盤の上でさらなる価値を創造し、テサを持続的成長の次のステージへと導いていきたいと考えています。」

ゴールドバーグ博士は2017年に執行役会メンバーとしてテサに参画し、まずChief Industrial Officer（産業部門担当役員）を務め、2020年からはCEOとして会社を率いてきました。この間、テサをグローバルな接着ソリューション企業へと進化させる上で重要な役割を果たしました。イノベーション、サステナビリティ、デジタル化、技術力の強化に注力し、テサの市場での地位を大きく高めました。

「過去数年間にわたりテサを率いることができたのは大変な名誉でした」とゴールドバーグ博士は述べています。「献身的なグローバルチームと共に、私たちはイノベーションを加速し、国際的に事業を拡大し、テサをこれまで以上に強い立場へと導きました。これまでの成果を誇りに思うと同時に、会社とバハラミ博士の今後の成功を心より願っています。テサはこの成功の道を引き続き歩んでいくと確信しています。」

ミタル氏は次のように述べています。
「監査役会を代表して、ゴールドバーグ博士の卓越した貢献と変革をもたらしたリーダーシップに深く感謝します。博士の指導の下、tesaは収益性を維持しながら成長し、技術リーダーとしての地位をさらに確立しました。イノベーションを加速させ、新たな事業の可能性を開き、国際展開を推進し、多様性を尊重する企業文化を育んできました。こうした先見的な姿勢が、テサを持続可能で革新的な未来に向けて力強く位置付けています。」

監査役会は、ノーマン・ゴールドバーグ博士の今後の活躍を祈念するとともに、クーロシュ・バハラミ博士の新たなスタートを心より祝福します。