推奨条件について
tesa® XPU 58708は粘着性がありません。一定時間、熱と圧力をかけることで活性化します。以下の値は、あくまでもご使用検討時の初期値としての推奨値です。最終的な条件はお客様の評価に基づいてご決定いただくようお願い申し上げます。
1.
仮圧着
仮圧着によりXPUを、片側の被着体に固定します。
設定条件例:
- 温度1) 55 – 65 °C
- 圧力2) 3 bar
- 時間 5 – 20 s
仮圧着中にXPUが65℃で短時間加熱されても、最終的な強度には影響しません。
2.
本圧着
仮圧着されたXPUからライナーを取り除き、接合を実施する被着体との位置決めをします。その後、ヒートプレスや熱ローラーにて最適な温度・圧力・時間をかけることにより必要とされる接着強度を得ることができます。
2.1. PC/PC
設定条件例:
- 温度1) 80 – 140 °C
- 圧力2) 5 bar
- 時間 10 – 120 s
2.2. AL/PC
設定条件例:
- 温度1) 110 – 190 °C
- 圧力2) 5 bar
- 時間 20 – 120 s
設定温度が高いと短いサイクルタイムが得られます。比較的低温で圧着したい場合はヒートプレス時間を長くしてください。接着面は洗浄・乾燥後に貼りつけてください。テープは貼りつけ後1、2時間程度で十分な強度を発揮し、24時間程度で最大強度に達します。(したがって、貼りつけ直後に測定した場合、見かけ上、強度が低く出る場合があります)
推奨保管方法:元のパッケージに入れて、涼しく乾燥した状態で保管することをお勧めします。
1) 仮圧着・本圧着時の温度:加熱時のテープ表面温度としての推奨値です。
2) 仮圧着・本圧着時の圧力:接着面積に直接かかっている圧力としての推奨値です。