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岩のように硬く- 軟包装のベタ印刷で”ピンホール”を回避

フレキソ印版固定テープ “X-Hard”登場。tesa Softprint®シリーズに新たな硬さグレードのフォーム基材を使用した500µm(20mil)印版固定テープとして追加されました。

2017/10/23

フレキソ印刷市場における競争が、これまでにないほど激化しており、消費者の目を引くパッケージを作り上げるための印刷品質の改善も、市場での競争優位性の要素となっています。

軟包装の印刷柄に共通して問題になるのが、いわゆる「ピンホール」です。
これは、主にベタ部分を印刷するときにインクが均等でなかったり、彩度が悪いまま印刷されてしまう状態のことを指します。これにより、印刷が薄くなってしまったり、色の鮮やかさが物足りないものになってしまう問題が生じます。 インク層が隙間なく連続していて、光を均等に反射させていれば、スーパーの棚に並ぶパッケージのベタ印刷部分が消費者の目にきれいで魅力的に写るのです。 

フレキソ印刷 ピンホール
フレキソ印刷 ピンホール

ピンホールの問題を解決するためには、フレキソ印刷の作業プロセス全ての要素を最適化するしかありません。これらの要素には、例えばアニロックスロール、印版、そしてプレート固定用テープといったものが挙げられます。 使用する印版に合わせて適切な印版固定用テープのフォーム材の硬さを選ぶことは、求められるベタ印刷部分のインクの濃さを実現するための核心部分です。 ピンホールを最小限に留めるためには、「テープ」と「プレート(印版)」という二つの構成要素の最適な組み合わせを見つけなければなりません。

ピンホールという頭を悩ませる問題に応えるために、新しいソリューションをご用意しmした。テサの“X-Hard”フォーム基材を使用した500µm(20mil)の印版固定用テープです。 新製品tesa Softprint® 72129 スチールマスターTPの技術的な利点は、独立発泡の頑強なPEフォーム基材を使用することで、その素材の持つ優れた衝撃吸収力や高い弾性、そして素早い復元力を利用しています。

  • ベタ印刷部分に重要な均一なインクののり
  • 高速印刷
  • 安定した印刷品質
tesa Softprint® X-Hardを使った塗りつぶし部分の印刷
tesa Softprint® X-Hardを使った塗りつぶし部分の印刷

印刷品質の高さに加えて、tesa Softprint® スチールマスターTPシリーズは、一般的な印刷現場の条件であれば、十分安心して使用頂ける接着力を有しており、多くのお客様が抱える諸問題を解決できるオールインワンのソリューションと言えるでしょう。
また、印版への接着力には、インク残りなどものともしない高い耐薬品性が必須条件になります。 これにより、刷了後、ハードプレートを急いで取り外す必要が無くなりますので、印版の損傷リスクも下がり、同時に素早い印版の取り外しが可能になります。 作業場でも、印版の裏面のインク残りの洗い落としにかかる作業時間が大きく省けるので、作業効率が大幅に上がります。 

tesa Softprint® X-Hardを使った印版の解体
tesa Softprint® X-Hardを使った印版の解体

テサの硬いフレキソ印刷用印版固定テープtesa Softprint® 72129 スチールマスターTPは、印刷品質を上げ、同時に印刷作業プロセス全体の効率性を高めることを目指す全てのお客様にとって、最適な製品です。

お客様が求める印刷の品質と個別の作業工程を分析するサポートが必要な場合は、テサの現地スタッフにご連絡ください。当社の粘着テープを活用して、ご希望の仕上がりを実現できるようにお手伝いいたします。